世界的な法律家がモンサントの問題を指摘。ハーグの模擬法廷、判決が下る

白石和幸

米国環境保護庁が発がん性を隠蔽!?

 この判決より先に、モンサントの製品の有害性について米国環境保護庁(EPA)に勤務していた女性マリオン・コプレイ(Marion Copley)博士がガンで亡くなる前に、彼女の上司であり同僚でもあったジェス・ローランド(Jess Rowland)に認めた手紙が見つかっり、反GMO組織US Right yo Know(USRTK)が発行しているGlyphosate.newsにそれが掲載された。  彼女は30年の経験をもつ毒物学者で、EPAにおいて毒物が身体に及ぼす影響について主任研究者だった。2013年3月にローランド宛に一通の手紙を認めていたのであった。彼女は2014年1月に亡くっている。彼女は亡くなる前に、ローランドにEPAが対処しているグリフォサートについての調査に不安を表明していたのであった。それは、ローランドがモンサントの味方になって研究を進めていた傾向があっことを彼女は気づいていたからであった。  彼女の結論はグリフォサートが14のメカニズムを通して人体に腫瘍を発生させる要因があることをEPAが隠蔽していることを指摘したのであった。そして、彼女の手紙の中で、ローランドに対し<「貴方の本来の仕事をすべきだ。モンサントの利益を守るのではなく、人々を保護すべきだ。一度でも良いから私の言っていることを聞いて、企業側を有利にしている化学をもとに、政治的に悪事のグルになることは止めるべきだ。一度で良いから正しいことをして、自分の報酬にどう影響させるべきかといった考えからの決断をしてはいけない」>と綴った。更に、手紙の中で<動物実験から「本質的にグリフォサートはガンを誘発させる」>と言及した。(参照:「Sin Embargo」、「ANNUR TV」)  彼女が亡くなった1年後の2015年に国際ガン研究機関(IARC)は除草剤のグリフォサートには発がん性があるという結論に達したのであった。それにも拘わらず、<グリフォサートは裏工作でもって米国とEUにおいてグリフォサートの使用が禁止されることを阻止させた>のである。(参照:「Sin Embargo」)
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害を実証するさまざまな証言
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