観光客増も地上職が足りず日本の空がピンチ! 深刻化する空港業界の人手不足

羽田空港に隣接した羽田エクセルホテル東急の会場で、人材不足の解消のための施策を説明する「航空連合」会長 松岡宏冶氏

「2015年度は年間で約124万5000回も飛行機が全国の空港に着陸しています。これは1日平均3400回にもなります。今後は現状からさらに2~3倍の訪日外国人旅行者を空港で受け入れる必要性があります。当然、人材不足の解消は大きな課題となってくる」

「航空関連産業に関心を持ってもらいたい」

 そう語るのは、JAL(日本航空)、ANA(全日空)など国内54の企業別組合で構成される「航空連合」会長・松岡宏冶氏。2014年頃から「採用が計画通りに進まない」や「離職率が増加している」と言った声が出てくるなど、空港業界では人手不足が大きな問題となっている。  航空連合は4月11日、業界の魅力を発信する独自の取り組み「空港で働く魅力発信プロジェクト」について記者発表した。とりわけ重視するのは、チェックイン・案内、コントロール業務などを行う「グランドスタッフ」、マーシャリングや手荷物・貨物塔降載、機内清掃などを行う「グランドハンドリング」、荷物の受託、計量、搭載計画の立案などを行う「貨物」の3職種だという。 「グランドハンドリングは屋外での作業が主になる。夏は炎天下で、冬は雪が降ることもあります。過酷な仕事であるうえ、お客様と直に接する機会もめったにないため、なかなかやりがいを実感しにくい。PRは航空連合ならではの独自性を追求し、特定の企業イメージに依存しないものにした。航空関連産業という職種に関心を持ってもらいたい」(前出・松岡氏)  航空連合は4月11日より特設サイト「空港の裏方お仕事図鑑2017」をオープン。サイト上では航空業界で働く人たちのアツい思いを紹介した動画「働く空港あるある!? ソング ~裏方編~」などのコンテンツが公開されている。
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