「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ元大統領の置き土産!? ウルグアイで7月から薬局で大麻販売開始

 今のところ、大麻の販売が認可される薬局は全国で16店となっている。それに、15店が近く追加認可されることになっているという。価格は統一価格で1グラム当たり1.30ドル。販売の単位は5グラムと10グラム。18歳以上の大人一人当たり毎週10グラムが購入できる。そして、ひと月40グラムの購入が認められている。  生産が認定されている民間企業は2社。<IccorpとSimbiosys>だけだ。入札に<応募した企業は22社>あったという。<初年度の生産量は4キログラム>を見込んでいるとしている。(参照:「Unir Revista」)  大麻購入の為の喫煙者登録は5月2日から受け付け開始となっている。  ウルグアイでの大麻の喫煙者は<2011年に1万200人>であったのが、既に現在<5万5000人>と急激に増えている。同時に、違法として<2015年には2.5トンが押収>されている。これは<前年比71%の伸び>だとしている。  大麻の栽培と販売が合法化された時に、ムヒカは<「タバコは悪いのは良く知っている。アルコールも同じことだ。大麻についても、どれも耽溺することは良いとは思わない。しかし、それを隠すことはもっと有害である。だから、我々は反対側の道を行こうではないか」>と述べている。(参照:「RT」) 「世界一貧しい大統領」として今もなお世界の人にその名を知られているムヒカ大統領の「置き土産」。果たして今後どうなっていくのだろう? <文/白石和幸 photo by thierry ehrmann via flickr(CC BY 2.0) > しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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