CNNの「ビール通が選ぶアジアのベストバー10選」に輝いたタイのビアパブに行ってみた

高田胤臣

ビール文化を広めるために開店

「HOBS以前はベルギービールを輸入する会社をやっていました。2004年ごろです。ところが、これがなかなか売れなかったんです」(ビアパブ「HOBS」オーナー、クリス・フー氏)

100種類は下らない(実際には250種類はあるという話も)ビールを揃えるBREW店内。(Photo by BREW Beers&Ciders)

 ベルギービールは国土や人口から見ても醸造所やオリジナルのビールの種類が多いとされ、2016年にはユネスコの無形文化遺産登録されている。しかし、当時のタイではまったく売れなかった。  普通、商品が売れなかった場合、取り扱いをやめるなり、ほかの商品を探す。しかし、クリス氏はベルギービールの味わいに自信があり、タイ人にも理解できると踏んでいた。 「売れなかったのは商品が悪いのではなく、ベルギービール、あるいはクラフトビールに対する理解がないせい」と考え、ビール文化を根付かせるため、クラフトビールを知ってもらう機会として2007年にHOBSを始めたのだ。ビールの種類だけでなく、おいしい料理もあり内装にも凝っている。まずはクラフトビールやベルギービールを体感してもらうことが目的だった。

これで平日の状態。休日やその前夜はもっとすごい

 そして、その成功もあって、ネクストブランドとして「BREW Beers&Ciders」を立ち上げる。この店は2014年5月末のCNNによる『ビール通が選ぶ、アジアのベストバー10選』のうちのひとつに選ばれている。こういった記事によってどれくらい来客数が変化してのかを聞いてみた。
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6:4でタイ人客が多い
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