この保護者の子供は、現在小学2年生。塚本幼稚園を卒園してからそろそろ3年の月日が経っている。子供の3年は大人にとってのそれに比べ、長い。久しぶりに副園長の姿をテレビで見かけて色々な記憶が蘇ってきたのだろう。親からの問いかけにこう答えた。
「うん、何回も叩かれたよ。年少さんの時とか、おもらしすると、呼ばれて、お尻ペチンペチンペチンって何回も叩くねん」
排泄に関する虐待まがいの行為は、おもらしをしたパンツがそのままカバンに入れられていたことや、園児がトイレに行かせてもらえないことなど、これまでも複数の証言が出てきた。(
※前回記事参照)
だが今回のこの証言は、これまでの証言と明らかに性質が違う。これは体罰ではないか。
にわかには信じがたい証言だが、筆者はこの証言に符合する別の証言を以前にも拾っている。大阪府内の幼稚園関係者にインタビューをした際、「塚本幼稚園から転職してきた先生が『塚本幼稚園ではおもらしをした子のお尻を叩くよう指導され、それが辛くてすぐ辞めた』と面接の席で聞いたことがある」との証言を得ているのだ。保護者と別の幼稚園関係者の証言が符合するのだから、信じがたい話だが、信憑性は高いと言わざるを得ないだろう。
電話口の保護者は、反省まじりにこう証言する
「確か、年長組になった直後にも、子供からこう言う話を聞いたんです。ちゃんと問いただすと、『もう忘れたぁ』とか言うて、ごまかすんですよね。あの時、もっとちゃんと聞き質していたら、早く気付けたのに……」
もうそろ小学三年生になろうというのにこの卒園園児は、未だ排泄にプレッシャーを抱えているらしく、おねしょがまだ続いてると言う。