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海外初進出“いきなりステーキ”NY店、徹底的に日本式サービスを貫く姿勢にニューヨーカーも好感触か
海外初進出“いきなりステーキ”NY店、徹底的に日本式サービスを貫く姿勢にニューヨーカーも好感触か
橋本愛喜
バックナンバー
2017.03.01
チップもなし!徹底的な日本式サービスを貫く
ジューシーなガーリックライス。醤油、ニンニクなど調味料も日本と変わらぬ風味だった
筆者ら3人は「フィレ300g」「サーロイン300g」「リブ200g」を注文し、それぞれシェアして食べたが、どれもしっかりした分厚く切られた肉。弾む歯ごたえ、飲み込めば喉ごしのいい肉に、日本の味とも言える醤油ベースのタレが、ニューヨークに住む日本人には嬉しい。付け合わせとして、ガーリック、ワサビ、胡椒なども日本と変わらず、これまたありがたかった。 日本と変わらないものでさらに目立ったのは、「ヨダレ飛び防止のマスク(「マスクリア」という商品名)」をすべての店員が装着しており、こういう気遣いもニューヨーカーは「アメイジングジャパン」と言うのだろうか。 さらに、会計では、「ノーチップです」なる嬉しい言葉。アメリカで勝負するために、とことん「日本文化」を貫き通す精神、日本から派遣されたと思われる店員の不慣れな感じすら、微笑ましい。 日本では陰りが見え始めた「立ち食いステーキ」、ニューヨーク進出をきっかけに、さらなる飛躍が期待できよう。 <文/橋本愛喜>
橋本愛喜
フリーライター。元工場経営者、日本語教師。大型自動車一種免許取得後、トラックで200社以上のモノづくりの現場を訪問。ブルーカラーの労働環境問題、ジェンダー、災害対策、文化差異などを中心に執筆。各メディア出演や全国での講演活動も行う。著書に『
トラックドライバーにも言わせて
』(新潮新書) Twitterは
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