「全然儲かっていない」ベストセラー翻訳者・タカ大丸の超私的マラソン日記――鈴木宗男メソッドでサブスリーを目指す

全然儲からない翻訳者稼業。でも時間だけはあった

「ムネオ・メソッド」を私なりに解釈すると、非常に単純明快である。  要はジムのランニングマシンでひたすら走り、レース前にはヒザ痛対策として少し走る時間を削って下半身の筋トレに充てる。これなら、それほど難しそうではない。  幸い、私には時間があった。会社勤めではないので、起きる時間も寝る時間も自由である。翻訳した「ジョコビッチの生まれ変わる食事」は10万部を超え、「タカ大丸は急に金持ちになった疑惑」が未だに一部で付きまとっている。しかし「翻訳者は著者と印税を分けなければならない」という悲しい宿命のため、全然裕福にはなれないというのが実際のところだ。  ただ、生活できる程度はもらえているし、かつ自宅でAirbnbも展開し、そちらも予約は入り続けている。  余談だが、ご主人が三十代後半にして二度にわたりガンを患ったというフランス人夫婦が我が家に滞在したことがある。そのとき私は宗男氏の話をした。 「日本には60歳にして胃がんを切った後にマラソンを四時間以内で完走した政治家がいるぞ」  そのときの彼の表情は未だに忘れられない。 「勇気をくれて、ありがとう」  私は何もしていないのだが、「がん患者に勇気を与えたい」という宗男氏の目的は確かに果たされていたのである。
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働かないことを決め、いざマラソン道へ
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