インドリーグで活躍中の元Jリーガー、カレン・ロバート ビザ取得と入国後の苦労について語る

タカ大丸

J1ジュビロ磐田からアジアのチームを渡り歩き、現在インドスーパーリーグでプレー中のカレン・ロバート。そこで彼が直面した事態とは……。

 高校サッカーのスターから鳴り物入りで所属したJ1ジュビロ磐田でも新人王を獲得、年代別日本代表としても活躍していたカレン・ロバート。現在はインドスーパーリーグに所属する彼は昨年、千葉県の社会人2部リーグに「ローヴァーズFC」なるチームを立ち上げ、オーナーとなったことで話題となった。

「ローヴァー」とは英語で「さすらい人」「放浪者」という意味であり、まさに日本から出てオランダ、タイ、韓国、インドとさまざまな国でプレーしてきたカレン・ロバートそのものである。そしていつの日か父の祖国・イングランドにたどり着くことを目指している。引退後はこのチームの経営に専念し、Jリーグ昇格を目指すと明言している。

 次はマレーシアか、インドネシアという話が出ているらしいが、ここまで来たらぜひ可能な限り多くの国でプレーしてネタを増やし、その上でイングランドにたどり着いてもらいたいと思う次第である。

 カレン・ロバートにとって、2016年はプロ生活最悪の一年だった。

 それはそうだろう。調子が悪いとか結果が出ないという話ではない。そもそも所属するチームが見つからなかった。昨年一月から九月まで、彼は母校の市立船橋で練習を続けていた。

 実は筆者がカレン・ロバートと会ったのは、今回が初めてではない。初対面は昨年七月だった。そのときに「次はインドになる可能性が高い」というのは聞いていたが、この契約がまとまったのは九月になってからだった。

 しかし、話はこれで終わらなかった。インドで働くにはインドのビザがいる。それが難題となってしまったのだ。

 これまでカレンは一度もビザの問題に直面したことはなかった。

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FIFA非公認ながら凄まじい盛り上がりを見せるインドスーパーリーグ

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