昨年9月の事故以来、4か月ぶりの打ち上げに成功した「ファルコン9」 Image Credit: SpaceX
イーロン・マスク氏率いる米国の宇宙企業スペースXは1月14日(現地時間)、通信衛星10機を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げに成功した。ファルコン9の打ち上げは、昨年(2016年)9月の試験中に起きた爆発事故以来初めてで、さらにロケット機体の回収にも成功。約4か月ぶりとなる打ち上げの再開を、完璧な成功で飾った。
第1段機体は太平洋上に待機していた船の上に舞い降りた Image Credit: SpaceX
2017年、同社は事故の影響で溜まっているファルコン9による人工衛星の打ち上げ受注を消化するだけでなく、ロケットの再使用打ち上げや、新型ロケット、有人宇宙船の打ち上げにも挑もうとしている。はたして同社は、失敗の余波を振り切り、未来へと歩みを進めることができるのだろうか。