「金持ちケンカせず」はマチガイ!? 世界の大富豪に共通する7つの共通要素とは?
ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、柳井正、孫正義。いずれも言わずと知れた有名企業の創業者であり、世界的な大富豪だ。そんな大富豪の自伝や伝記から、彼らの成功の秘訣をまとめた『大富豪の伝記で見つけた 1億稼ぐ50の教え』(サンクチュアリ出版)が話題だ。
今回、同著の著書にして、成功データアナリストの高田晋一氏に、大富豪に共通する成功を導くための哲学や習慣を聞いた。我々ビジネスパーソンが明日にでも実行可能な成功をつかむためのカギとは――――
――本題に入る前にまず伺いたいのですが、そもそも成功哲学に関する統計やデータを集めるようになったきっかけは?
高田:小さい頃からとにかく何かを調べたり、本を読んで、分析したりするのが好きでした。今は本業でもB to Bで、さまざまなクライアントが抱えている課題や問題点を分析、調査しているのですが、ある時、これをB to Cに活かせないかと思ったんです。
書店に行くと、自らの成功体験談を綴ったたくさんの自己啓発書が並んでいますよね。でもこれって、自称・成功者たちが客観的な根拠もなく、自らの経験の域を超えないまま語っているだけで、どうしても胡散臭く映っちゃう(笑)。それなら、自分のほうが統計データなどに基づいて、もっと客観的で誠実なアプローチできると思い、始めました。
――成功の統計データはどうやって集めているのですか?
高田:成功についての統計データ自体は、世の中に大量に溢れているのですが、サンプル数が少なかったり調査方法が曖昧だったりと、実際に使えるデータはそれほど多くないんです。主に参照しているのはハーバード大学、スタンフォード大学などの学術研究家が書いた専門書ですね。あとは、バトラー・ボードンという自己啓発研究者の著書に『世界の自己啓発の名著50』というシリーズがあるのですが、それをリスト化して、邦訳されているものから一冊ずつ読んで、データやフレームワークに落としています。
ただ、そこでも取り上げられていない新しめの本については、池袋のジュンク堂書店など地元の大型書店にある自己啓発書の棚を定期的にチェックしています。そこで買い求めたり、たまに図書館で借りても読んだりしていますね。
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