今後は、リフォーム・リノベーションによる付加価値向上ビジネスに注目!
2009年のデータになるが、国内の全住宅流通量(既存流通+新築着工)に占める既存住宅の流通シェアは約13.5%と、欧米諸国(米国90.3%、英国85.8%、フランス64.0%)と比べると6分の1程度と低い水準にあった。(参照:国土交通省「第1回中古住宅の流通促進・活用に関する研究会」)
しかしその後、リノベーションなどが注目されることで、国内の既存住宅流通シェアのウェイトは大きくなりつつある。新築住宅にこだわらない消費者が増えており、首都圏を中心に、中古マンションの成約件数が増加している。新築住宅の購入価格が上昇したことも、既存住宅の流通シェア増加の要因となっている。
政府は、政策目標を、“2025年までにリフォームの市場規模を12兆円に倍増する(2010年6兆円)、2025年までに既存住宅流通の市場規模を8兆円に倍増する(2010年4兆円)”としており、今後はますますリノベーション・リフォームが重要な役割を果たしてくると思われる。
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