「残業するな」「時短をしろ」という改革は逆に負担になる!【シリーズ雇われない生き方】

「休職する」「退職する」ということは決して恥ずかしいことではない

 生きるために給料が必要であるし、社会に貢献したくて、会社に務める。それがいつの間にか、会社のために社会悪を引き受けるようになることもある。しまいには、生きるために勤めた会社から殺されるハメになることすらある。  残業が増えて、体調や精神状態の不調に気づいたら、「休職する」「退職する」という道があることを肝に銘じてほしい。決して恥ずかしいことではない。いのちこそあれば生きてゆける。「雇われないで生きる方法」は、実は多様にあるのだ。 【オーガニックバーマスターが語る「雇われない生き方」第2回】 <文/髙坂勝> 1970年生まれ。30歳で大手企業を退社、1人で営む小さなオーガニックバーを12年前に開店。『次の時代を、先に生きる~まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ』(ワニブックス)を10月26日に上梓。http://umininaru.raindrop.jp/masarukohsaka
30歳で脱サラ。国内国外をさすらったのち、池袋の片隅で1人営むOrganic Bar「たまにはTSUKIでも眺めましょ」(通称:たまTSUKI) を週4営業、世間からは「退職者量産Bar」と呼ばれる。休みの日には千葉県匝瑳市で NPO「SOSA PROJECT」を創設して米作りや移住斡旋など地域おこしに取り組む。Barはオリンピックを前に15年目に「卒」業。現在は匝瑳市から「ナリワイ」「半農半X」「脱会社・脱消費・脱東京」「脱・経済成長」をテーマに活動する。(株)Re代表、関東学院経済学部非常勤講師、著書に『次の時代を先に生きる』『減速して自由に生きる』(ともにちくま文庫)など。
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