ジル・スタイン氏は正義の人か、クリントン氏の操り人形か。米国民の民意分かれる

 これは不正選挙だったのではないか、そんな声も出始め、再集計を求める声が出てくる中、スタイン氏が動いたのです。  再集計には手数料を支払う必要がありますが、スタイン氏はウィスコンシン州での投票結果再集計に際し、短期間で必要額を大幅に上回る500万ドル(約5億5000万円)ものお金を調達しました。その後、スタイン氏はウィスコンシン州にて、投票結果再集計を正式に申請しました。  そんなスタイン氏ですが、仮に選挙の結果が覆っても、自身が大統領になれる見込みはゼロ。なのに、なぜこのような行動に出たのでしょうか。  透明性のある選挙プロセスを目指すスタイン氏に、共感する人が多数いたのです。  スタイン氏は、「透明性のある選挙プロセス」を目指しています。彼女は、民主主義というものを信じ、これがきちんと機能するようにしています。透明性がなければ、選挙結果は確証されない、それがスタイン氏の主張です。 「私は35ドル寄付した。スタインは正義の人だ。米国民のために動いている」  こう語るのは、スタイン氏の今回の行動を評価する、著者の米国人の知人です。 「あなたも寄付できると思うよ。見てみたらどう?」  そういわれ、寄付のウェブサイトを紹介されました。興味本位に見てみたところ、寄付のプロセスは簡単そうです。支払いたい額の入力、個人情報と支払い方法を入力するだけ。どこの国からでも寄付できそうです。
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「ヒラリーはスタインにいくら払ったんだ」
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