東横線・銀座線だけではない!移設工事でますます変わる「渋谷駅」
2016.11.27
先日の記事では、11月5日・6日・19日・20日に電車の運行を停止して行われた東京メトロ銀座線渋谷駅移設工事の概略について述べた。
渋谷駅の移設工事といえば、2013年におこなわれた東急東横線渋谷駅の移設(地下化)も記憶に新しいが、渋谷でおこわれる駅移設工事は東横線と銀座線のみに留まらないことをご存知だろうか?
現在おこなわれている銀座線渋谷駅の移設と並行して進められているのが、JR埼京線・湘南新宿ライン渋谷駅の移設工事だ。
これまでJR埼京線・湘南新宿ラインの渋谷駅ホームは別の駅かと思われるほど南にあり、JR山手線などとの乗り換えが非常に不便であった。そこで現在、JR埼京線・湘南新宿ラインの渋谷駅ホームを、旧東横線渋谷駅地上ターミナルの跡地を一部活用するかたちで、約350メートルほど北側に移設する工事が進められている。
ホーム移設にあたっては、六本木通り(国道246号線)の橋梁架け替えなども実施されることになり、都心部の狭い敷地や幹線道路上での難工事が予想される。また、これにより山手線ホームも大きく改良され、現在の2面2線から1面2線となる。
移設工事は東京オリンピックを目前にした2020年春ごろの完成を目指しており、完成後はJR埼京線・湘南新宿ラインのホームと山手線ホームが並列することになるほか、銀座線との乗り換えコンコースも設置され、同一フロアでの乗り換えが可能となるため、利便性が飛躍的に向上する。
JR埼京線・湘南新宿ラインの渋谷駅も移設へ
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