「楽天って中国企業?」スペイン人も驚いた。バルサが楽天を胸スポンサーに決めるまでの紆余曲折

白石和幸
楽天

photo Joan Cros Garcia - Corbis(Getty Images)

 スペインのサッカーを代表するチームのひとつバルセロナが楽天とスポンサー契約を結んだ。

 日本でも報じられたが、スペインでも多くの一般紙そしてスポーツ紙がそれを11月16日付にて一斉に報じた。

 契約は来年2017-2018シーズンから4年間で、年間契約料は5500万ユーロ(63億8000万円)。それに加え、スペインリーグで優勝すると150万ユーロ(1億7000万円)、ヨーロッパチャンピオンリーグを制覇すると500万ユーロ(5億8000万円)が加算されることになるとしている。

 バルサのジュセップ・マリア・バルトメウ会長が目指していたのは6500万ユーロ(70億円)以上の契約であった。なぜ6500万ユーロ以上だったのかというと、その理由はスポンサー契約で、これまで最高額のマンチェスター・ユナイテッドの6200万ユーロ(72億円)を上回る契約額を目標にしていたからである。今回の楽天との契約はバルサがリーグ優勝とヨーロッパチャンピオンに成れば、それに近い額になる。

 また、バルトメウ会長が6500万ユーロ以上の契約に拘るもう一つの理由があった。その理由は彼の尊大な姿勢が原因となって、カタール航空との年間6000万ユーロの契約が反故になってしまったからである。この失態を補い、クラブの代表会員らを納得させるにはそれよりも上の額での契約を結ぶことを望んでいた、というわけだ。

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カタール航空を怒らせた理由

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