もちろん、反省できない・しない人がいることも事実です。しかし、叱られている最中に微妙な笑顔を見せている人は、ネガティブな状態からポジティブな状態になろうとする自己調整機能を無意識に発動させている可能性があります。
私たちの感情は、ネガティブな状態に陥るとポジティブな状態になろうとし、ポジティブな状態になればポジティブな状態を維持しようとする機能があります。その機能が目に見える形となって表れる様は、個々それぞれです。
「気分転換に○○しよう!」とするとき、様々な気分転換法があると思います。その一つの変形に、叱られてネガティブになったら気分転換に笑う、という行動があります。そんな人が一定数いるのです。この感情の切り替えは、専門的には、自己調整機能と呼ばれていますが、自分の心を守るための自己防衛機能と言い換えることも出来ます。
ネガティブな状態に陥っている自分⇒「笑顔」をつくる⇒口角が引き上げられた状態を脳が楽しい状態だと認識⇒ポジティブな状態に移行する
こうしたプロセスが働いているのです。