「中国人は本を読まない」のか? 中国の出版事情とは

2016年上半期は東野圭吾作品が大人気

 また、前出の東方書店によるBBIFで発表された、2016年上半期の全国ベストセラーランキングによれば、部数は不明だが 1、『追風筝的人』(日本語題:カイト・ランナー)(米)カーレド・ホッセイニ著、李継宏・訳 上海人民出版社(2006年5月 第1版) 2、『解憂雑貨店』(原題:ナミヤ雑貨店の奇蹟)(日)東野圭吾・著、李盈春・訳、南海出版公司(2014年5月 第1版) 3、『三体』劉慈欣・著、重慶出版社(第1部:2008年1月 第1版)※ 2015年第73回ヒューゴー賞を受賞した中国SF小説 4、『龍族』江南・著、長江出版社(第1部:2010年4月 第1版)※ 中国でロングセラーの長編冒険ファンタジー 5、『白夜行』(日)東野圭吾・著、劉姿君・訳、南海出版公司(2008年12月 第1版)  という結果になっている、なんと東野圭吾作品が2作品もランクイン、1位もアメリカ作品というから驚きだ。  文革などの影響で読書習慣が失われていたとはいえ、スマホの普及などを中心にデジタル書籍市場も伸びつつある中国。もちろん、一人っ子政策の影響で、いまの「書籍購入の中心」だと推測される若年層自体の人口が減ってきているので、果たしてこの先どうなるのかはわからないが、日本のコミックや文芸が上位にランクインする中国の書籍市場、この先も気になる存在であることは間違いない。 <文/我妻伊都(Twitter ID :@ito_wagatsuma
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