激減する豆腐製造業者だが、活気あるメーカーも。二極化する豆腐製造業

丹羽唯一朗

豆腐界に新たな旋風を巻き起こした「男前豆腐店」

 父親が経営していた豆腐メーカー三和豆友食品(現三和豆水庵)在籍時に「男前豆腐」、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」といった、今までにない斬新なマーケティング手法で売り出した伊藤信吾氏が独立起業した豆腐メーカー。「男前豆腐」、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」は現在、元いた会社が製造しているが、男前豆腐店は今も「やさしくとろけるケンちゃん」「男の3連チャン」「豆腐屋信吾」といった伊藤氏独特のセンスによる豆腐を販売している。  2005年に起業してから8年間で年商60億を売り上げたとされている。(参照「読売新聞」)  豆腐以外にもオリジナルグッズなども販売しており、独自のセンスが見受けられる。  個人経営の豆腐店の廃業増加は昭和の風景の喪失として寂しくはあるが、健康志向が強まる中、大豆を使った食品は、日本のみならず外国からも注目を集めるだろう。また、日本の豆腐とは趣がことなるが中国も豆腐をさまざまな料理で活用する国だ。訪日中国人の増加や、日本製品への信頼度が高い中国市場への輸出などに視野を広げれば、まだまだ豆腐の市場自体は拡大していくのではないだろうか。  相模屋食料ややまみのように、豆腐ビジネスで成長する企業が今後も出てくることを期待したい。<文/丹羽唯一朗>
1
2
3
4
関連記事