経済情報メディア「NewsPicks」には多くの経済人、著名人が参加している
企業情報サービス「SPEEDA」と、経済情報メディア「NewsPicks」を手がける「ユーザベース社」が東証マザーズに上場することとなった。
筆者は2年前にNewsPicksでインターンし、社長の梅田氏に取材したこともあるから今回の上場は感慨深い。ただ、馴れ合うことなく忌憚のない分析で同社の将来性を論じていきたい。上場にあたって企業が出す「目論見書」を読むといくつか、納得のいかない数字が散見された。
事業は「SPEEDA」と「NewsPicks」の2本柱
同社の事業は’15年期の年間売上約13億のSPEEDAと、約3億円のNewsPicksだ。
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現在、会社全体の売上を支えているSPEEDAは、企業分析に必須のツールである。上場企業の有報など公開情報はもちろんM&A情報、未上場企業や海外企業についても豊富に取り揃えている。業界ごとに専門のアナリストも雇っていてオリジナルのレポートも充実している。素晴らしいのは情報量だけでなく、ユーザビリティも競合サービスと一線を画している。とにかく情報を集めやすいし、グラフの作成などがワンタッチで行える。
これを金融機関やコンサルファーム、事業会社の経営企画室向けに1ID12万円、1社あたり最低3IDから売っている。
ユーザベースは’14年期までは赤字だったが、’15年期は営業赤字なものの特別利益の計上で純利益は黒字。最新の’16年第二四半期は営業利益も出せるようになった。SPEEDAが利益をだし、NewsPicksの赤字を補ったためだ。
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SPEEDAは、綺麗に加速度的に成長している。
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