健康不安を発端に替え玉説まで登場! 米で囁かれるヒラリーにまつわる8つの疑問

ネットで「替え玉説」が蔓延っていることを報じるUSA TODAY紙

 米民主党の次期大統領候補ヒラリー・クリントン氏(68)がニューヨークで行われた9月11日の同時多発テロ15周年式典に出席した際に脱水症状を起こし途中退席したことで、米国政界が騒がしくなってきた。共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)との選挙戦はクリントン氏が有利と見られてきたが、今回の騒動で健康不安節が一気に広がり、今後の戦いを危ぶむ声が高まってきたのだ。  今後の大統領選のゆくえはどうなるのか。今、米メディアを賑わせている、現在のクリントン氏にまつわる8つの疑問を紹介しよう。 1:なぜ急性肺炎の診断が隠されたのか。  脱水症状の騒動の前、9月初旬にオハイオ州クリーブランドでクリントン氏が公の場に登場した際、咳の発作を起こし、後に医師から急性肺炎と診断されていたという。しかし発作を起こしたことは伏せられ、明らかにされたのは数時間後。今回の脱水症状についてもすぐに公表されず、医師の診断が発表されたのは数日後だった。このことから、クリントン陣営は情報開示をしっかりとしないという印象が深まり、特にクリントン氏の健康状態に関する情報に一般大衆が懐疑的になりつつあるという問題が浮上している。 2:現在、体調不良が続いているのではないか。  たとえば急性肺炎にしても、今回が初めてだったのかそれとも以前にも同じ症状が出たことがあったのかが、明らかになっていない。米国専門機関によると、急性肺炎は珍しい病気ではないが、場合によっては危険性が高く、米国内で毎年100万人が病院で急性肺炎の診断を受けており、そのうち5万人が死に至っているという。
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有権者はどう反応するのか?
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