ベネッセ、わずか3か月で社長交代……生き残りのカギは「IT化」と「グローバル化」だ
2016.09.23
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=109853
まず、本業であり総売上高の半分を占める「進研ゼミ」をはじめとする国内教育事業の苦境は明らかだ。小・中・高いずれの講座も昨年比2ケタ減が続いている。
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=109854
一昨年の顧客情報流出も痛恨の極みだった。300億円もの特別損失を計上し、経常利益の段階では260億円の黒字だったはずが、最終赤字に陥ってしまった。しかし、何より、危ういのは大きな特別損失がなかった’15年期でも普通に赤字決算になったことだ。
アップルコンピュータ、日本マクドナルドHDなどの社長を歴任した”プロ経営者”の原田泳幸氏が今年6月に退任したベネッセホールディングス。しかし、後任の福原賢一氏もわずか3か月で辞任。次期社長にはファンド出身の安達保氏が決まった。
そんなベネッセの経営状況は最悪だ。最大3500万件とも言われる顧客情報漏洩の問題を起こした’14年期に続いて’15年期も最終赤字。’16年第1四半期は今まで黒字を保っていた営業利益さえも赤字に転落した。ボロボロのベネッセの現状を数字で読み解くとともに、明るい未来を切り開く道はないか本稿で模索していきたい。
昨年比2ケタ減が続く国内教育事業
『進め!! 東大ブラック企業探偵団』 ニッポンを救うホワイト企業はここだ!! |
この連載の前回記事
2016.09.19
ハッシュタグ