鳥貴族と塚田農場、「脱・ブラック居酒屋」を掲げるも思わぬ誤算
2016.08.30
店舗数は伸びているため、トータルの売上高は上がっているが、既存店が稼ぎ出す利益は減少し、’15年度期は通期で前年比減益、最新の四半期決算ではついに最終赤字に陥った。
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塚田農場の売上原価は30%ほどで、ワタミや大庄と比べて低い。自前で農場を持っていて原料の調達コストが安く済むからだ。その代わり、販売費および一般管理費の占める割合が高い。塚田農場はあえて駅から遠いところに出店しているので、店舗の宣伝コストがかさむのだ。
店内では独特の衣装に身を包んだ店員が様々な工夫を凝らしたサービスを行っている。そうした従業員の教育コストも無視できない要因だろう。
それでもきちんと客を獲得できていれば問題なく利益が出せるが、苦戦が続いている。一体、なぜだろうか。同社のウリであるリピート率の高さは、ここ1年も変わっていない。
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塚田農場にきたことがある人はフレンドリーな店員による接客と美味しい料理に高い満足感を覚えて、その後も来店する。
問題はその頻度と絶対的な来客数の少なさだろう。
塚田農場はなぜ赤字化したのか?
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