5年で4700社!スペイン・カタルーニャから続々企業が撤退中

白石和幸

photo by JoaquinAranoa (Pixbay) CC0 PublicDomain

 1992年にスペイン・バルセロナで開催されたオリンピックがバルセロナを国際都市として成長させる礎となった。そのバルセロナで、この3-4年独立気運が高まっているが(参照/「バルセロナがスペインリーグでプレーできなくなる!? スペインにある『独立問題』」)、それと反比例するかのようにカタルーニャから企業の撤退が増えている。撤退の理由は、独立すればEUからの離脱を余儀なくさせられる、それは国際企業にとっては共同市場以外の地域で商業活動をする意味となり、魅力がなくなるからである。しかも、EUからの産業奨励支援金も受けられなくなる。

Vozpopuli』紙によれば、<2011年から現在まで4700社が撤退した>という。その中の<2000社以上がマドリードに移転し>、それ以外の地方として<バレンシア州に478社、アンダルシア州473社、バレアレス諸島330社、アラゴン州312社>というように移転先が分散している。勿論、カタルーニャが完全に魅力を失ったのではない。同期間中に<3000社がカタルーニャに進出>してはいる。すなわち、実質<1700社の企業数をカタルーニャは失った>ことになる。一方のマドリードは同期間、実質<2380社が増加し>たという。

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独立問題だけが要因ではない
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