数年内に1ドル75円台!?――驚愕の円高予測の根拠

過去のトレンド変換点を注視すれば、今後、大きく円高方向に動くことが見えてくる。その結果、アベノミクス前の水準にまで到達するという読みも……

ヒラリーも日本の通貨政策を批判

西原宏一氏

西原宏一氏

「為替レートを決めるのは、アメリカ側の事情が大きい。そのアメリカの意向とは何かというと、ドル高円安を調整したがっている可能性が濃厚です。そのため、今後も円高トレンドが続くのでしょうね」

 そう読み解くのは、シティバンクで米ドル/円のチーフディーラーを務めた西原宏一氏。今も第一線でトレードする為替のプロだ。

「大きな転換点となったのは2月に上海で開催されたG20。それまでアメリカは『勢いの衰えてきた中国に代わり、日本が世界経済の牽引役を担ってほしい』と円安ドル高を許容してきました。しかし、アベノミクスは金融政策頼みで二の矢、三の矢が一向に飛んでこない。一方、ドル高に対して米国内から批判の声も高まってきた」

 まっただ中にある大統領選挙を見ると、お騒がせ男のトランプばかりでなくヒラリー・クリントンも日本の通貨政策を批判するなど、「ドル高是正を」という声が高まっている。

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米利上げ後の値動きはいずれも円高が進む

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