地域別では、10地域中6地域が増収している。伸び率トップは「中国」(前年比20.0%増)で、なかでもツネイシLR(広島県)がグループ会社の運営施設を引き継いだことで大幅増収(同57.4%増)、それが「中国」全体の伸び率を牽引した。
一方、丁重だったのは東北、関東だ。「東北」は前年比3.4%減、次いで「東京」が同1.8%減、「関東(東京除く)」が同0.4%減となった。しかし、収入高合計のトップは、やはりというかオリエンタルランドを擁する「関東(東京除く)」で、約4276億4600万円という結果になっている。この収入高の9割近くはオリエンタルランドのものなのだというから恐れ入る……。
帝国データバンクは、同調査のまとめとして、「収入高上位の企業は、インバウンドを視野に入れた施策を打っている。一方で中小規模の施設は個人の節約志向が高まるなか、訪日外国人客向けの宿泊施設の拡充やWi-Fi・多言語案内表示などの環境整備、多言語対応スタッフの配置に加え、海外の旅行会社との連携体制の構築などによる訪日外国人の取り込みがカギとなるだろう」とまとめている。
参照:
帝国データバンク(※PDF)
<文/HBO取材班>