イギリスのEU離脱で3年ぶりの金相場上昇に拍車がかかる!

昨年末の米利上げで金はV字回復!

 ところが今年に入ると、金は猛烈に値を上げ、年初来高値を続々と更新。5月には1300ドルに迫り、わずか5か月で実に250ドルも急伸した(図参照)。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=99558
NY金チャート 2016年5月~2016年5月

昨年末の米利上げによって、ジリジリと値を上げていた金は、年初の中国市場不安で一気に跳ねた

「年末年始で、金市場は180度変わった。昨年末まで3年にわたり世界にマネーをじゃぶじゃぶに供給してきたアメリカのQE3が終わり、FRBは利上げに踏み切った。それまでの3年間、ずっとドルが買われ、一方でほかの通貨は売られ、ドルへの一極集中が続いていた。要は、ヘッジファンドをはじめとする機関投資家が、アメリカの利上げを見越してドルを買いまくっていたのです。そして、現実に利上げが行われると、ドル一辺倒だったマネーの流れが一変。金に流入した結果、V字回復を遂げたのです」(池水氏)  現在、あまりの急騰に金は調整し、1200ドル台前半に位置するが、ジム・ロジャースなど世界的投資家が熱い視線を注ぎ、前途は有望に見える。 【亀井幸一郎氏】 山一證券、ワールド・ゴールド・カウンシル企画調査部長などを経て、マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表取締役 【池水雄一氏】 ICBCスタンダードバンク東京支店長。住友商事を皮切りに、クレディ・スイス銀行、三井物産で一貫して貴金属ディーリングに従事 ― [鉄板の金投資]最強ガイド ―
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