高齢化社会型人材サービス企業「キャリア社」がIPO。今後のポテンシャルは?

増えるアクティブシニアに活躍の場を

 キャリア社は「高齢化社会のなかで、すべての人々が仕事を通じて社会に貢献し、生きがいを見つけることのできる世の中の実現を目指します。」を企業理念としている。企業理念通りの経営をキャリア社は実践しているし、アクティブシニアの就業サポートは社会的意義のある事業であると言えるだろう。  他方、筆者がひとつ気になる点は、キャリア社が得意とするシニアワーク事業やシニアケア事業以外の分野で、アクティブシニアが就業機会を見つけられないだろうかということである。これはキャリア社に関する論点ではない。経営企画、事業企画、営業、マーケティング、生産、……などで、アクティブシニアが現役時代の時に培った経験と知恵を活かすことができないだろうか、ということである。会社の顧問として、アクティブシニアが活躍する機会を提供するマッチングサイトも複数あるようだ。多種多様な形で、アクティブシニアが活躍できる場が提供されるといいと思う。<文/丹羽 唯一朗>
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