「いきなり!ステーキ」名物社長が“肉の学校”を開校。自らライバルを生み出そうとする真意とは?

ペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長

 美味い肉が手頃な値段で食べられる、立ち食いスタイルのステーキ屋として人気の「いきなり!ステーキ」(ペッパーフードサービス)。開業からわずか2年半で92号店舗(6月14日現在)に達し、その勢いは止まりそうにない。  そんななか、メディアにも度々登場する名物社長の一瀬邦夫氏が、肉の学校「一瀬邦夫ステーキアカデミー」を7月1日に開校すると発表した。  アカデミーの概要は、「4週間で開業の基礎知識・技能訓練を身に着けるのはもちろんのこと、繁盛店をつくりあげることができるよう、アカデミー本体に加えてオプションの『開業実務支援』や同じくオプションの『開業後(の繁盛店構築)支援』も構成されています」(一瀬社長)と言う。アカデミー卒業者には、独立起業のほか「いきなり!ステーキ」など既存店舗の経営委託制度も利用できる。  ともすれば自らライバル店を作り出す可能性もある「学校」を設立するというのはいったいどういう真意があるのだろうか?
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「卒業者がライバルになるのは歓迎する」
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