稼げるシェアハウスには意外なコンセプトが重要――先人が教えるツボとは?

まだまだあるコンセプト型物件

 都心を中心に活況なシェアハウス。フツーの従来型シェアハウスだけでなく、昨今はニッチなコンセプト型の物件も多数登場している。  たとえば有名なのが、猫と一緒に住める「猫付きシェアハウス」。こちらは、東京キャットガーディアンで保護された猫が数匹ハウスに住んでおり、24時間猫カフェ状態が楽しめるとして人気を呼んでいる。一方、自分のペットと住みたい人に向けて、ペット入居可なシェアハウスも増えており、「HOUSE-ZOO」では、ペットとして犬・猫の入居が可能。ドッグランやキャットウォークなど環境も充実しているのが特徴だ。  また、単身者向けのイメージがあるシェアハウスだが、なかには「ファミリー向け」もある。核家族化が進む昨今、「子供を大家族の中で育てたい」といったニーズがあるのだ。  そのほかにも、大理石仕様の豪邸を改装した「クラシコ新御徒町」や、畑付きの家に住める「町屋シェアハウスあぐり」など、ニッチな付加価値を持つシェアハウスは多い。  最近は、ユニークなシェアハウスを多数紹介する「ひつじ不動産」や「SHARE PARADE」などのポータルサイトも登場しており、物件の比較検討もしやすくなっている。新規参入者も増え、若干飽和状態のようにも見えるシェアハウス市場だが、コンセプト次第ではまだまだ市場開拓の余地はありそうだ。 【青山幸成氏】 オモロー不動産研究会代表。著書に『20代、持ち家なし、貯金100万円でも月収以上を稼げる「オモロー式」不動産投資講座』(プレジデント)がある ― [民泊vsシェアハウス]今から開業したらどっちが儲かる? ―
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