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特許というものは価値が有るものからさほどないものまでさまざまだが、その価値の判断基準のひとつとして用いられるのが被引用数だ。
中でも、他の特許出願に際して、拒絶する理由として引用された件数は、それだけライバル企業が求める特許を先んじて特許を取得していたことになるわけで、ひいては先行技術を多数保有している先進的な企業であることの証にもなる数値だ。
特許分析のパテント・リザルトは6月1日、同社が独自に分類した電気機器業界の企業を対象に、2015年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「電気機器業界 他社牽制力ランキング2015」をまとめた。
同集計の結果、2015年に拒絶理由としてもっとも引用された企業はパナソニックの1万5446件、次いで東芝の9393件、日立製作所の7897件という結果になった。