「親切心」を錦の御旗にプライベートに踏み込んでくるお節介上司への対処法

「気遣いのプロ」の悩み事とは?

「気遣いのプロ」が悩んでいる点とはどういうことなのでしょうか? 聞いてみると、「調子が悪そうな人がいると放っておけないというポリシーがついつい行きすぎてしまうこともある」んだそうです。  つまり、業務を超えたプライベートな問題にもつい口を挟んでしまう、過干渉になってしまうんだそうです。具体的にいえば、恋愛や夫婦問題・将来への不安を抱える部下に対し、会社の上司という立場からではなく一個人として相談に乗りすぎてしまうので、上司として部下を説得しないといけない場面でも、立場をこえたアドバイスをしてしまい会社にとっての利害関係がおざなりになってしまう場合があるんだとか。また、親身に相談に乗りすぎることによって部下を甘やかせすぎ、自分に依存させてしまうこともあるんだそうです。  この方は、自分が博愛主義者タイプであるという自覚があったので、部下に対して深入りしすぎないようにと意識してらっしゃいましたが、通常であれば「親切心」という大義があると人は止まらないことも少なくありません。また干渉を受けた方も相手に悪気がないとわかっているので、なんとなく迷惑に思っても無碍に断りにくいなんてこともあります。  ではこういう「博愛主義者タイプ」なのに無自覚にグイグイ踏み込んでくる上司がいたら、どうやって立ち回ればいいでしょうか?
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お節介上司との対処法とは?
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