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24日、マーケティング・リサーチのGfKジャパンは、同社が22の国と地域(※)の2万7000人を対象にグローバルでリサーチした「ペットの飼育率」についての調査結果を発表した。
その結果、グローバルでは56%の人が何らかのペットを飼っていることが明らかになった。
地域別にペットの飼育率を見ると、最も高かったのは中南米という結果になった。アルゼンチン、メキシコでは実に80%、ブラジルでも75%の人がペットを飼っていることが分かったという。
中南米3か国に次いで多かったのはロシア、アメリカで飼育率はそれぞれ73%、70%となった。
日本も近年猫好き・犬好きが増えていて、飼育率は多いかと思いきや、意外なことに日本を含むアジア勢、韓国・香港・日本はそれぞれ韓国(31%)、香港(25%)、日本(37%)と飼育率が低いことなわかった。
ただ、アジアはグローバルのペット関連市場では重要な位置におり、そのシェアは人口増加に伴い伸長しています。ペットのケア用品の調査結果から、今後12か月で注目すべき市場は、中国、インド、中南米であることが明らかになっているという。同市場では所得の増加に伴い、ペットの餌が残飯等からペットフードに移行しつつある。これは、ペットに適切な栄養素を与える必要があるという認識が広がっているためでもある。