「成立融資額が、これまでの累計で457億円を突破しました。直近の融資残高でも約120億円と絶好調です」
と語るのは、ソーシャル・レンディング市場の50%以上のシェアを占める『マネオ』の田中直樹氏。
「ユーザーは30~40歳代が多く、70%以上を占め、その多くが男性です。運用資産が1000万円ほどあり、そのうちの200万円をソーシャル・レンディングに回している方が多い印象ですね」
今やユーザー(投資家)登録数は3万人を超え、アクティブユーザーは約4000人だという。
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「ミドルリスク・ミドルリターンが狙える投資として好評です。融資先として多いのが不動産関連になりますが、借り手の審査に関しては10案件のうち通るのが1案件あるかどうかというほど厳しく行っています。そのため、これまで投資家に損をさせたことはありません」
投資家のメリットとしては、前述したように少額からエントリーでき、利率が高い点が挙げられるが、資金の受け手である借り手のメリットは募集から融資を受けるまでのスパンが短いことが挙げられる。
「返済能力はあるけれど、銀行からは借りられない企業は少なくありません。設立間もない企業や飲食店などは、借りにくいのが現状です。そうした企業に、上手に利用してもらいたい。また今後は、海外の融資先も積極的に発掘していきたいと思っています」