キャンドル・アーティスト、Candle JUNEが渋谷でスイカを売る理由

被災地から遠く離れていても、できる支援がある

Candle JUNEさん

 JUNEさんは熊本との関係についてこう語る。 「もともと昨年くらいから熊本を訪れる機会をいくつか頂いていて、そのなかでの繋がりから野原さんとの活動がスタートしました。もちろん共通の友人も多くいて、すべてはご縁からでした。  熊本や大分はとても遠いので初期段階で各地をまわり、現地の方々と繋がりを確認してきました。被災地周辺のみなさんの支援も多く、自分たちは東京からできることを考え、後方支援をしたいと思っています。  今はまだたくさんの関心が集まり、物資も届いています。ゴールデンウィーク中は、ボランティアの方々がたくさん熊本に行くでしょうし、帰省される方々も多いでしょう。それらが少なくなってきたときに本格的な活動をするつもりです」  JUNEさんが被災地に根ざし、被災者に寄り添った支援を一貫して続けていることは、東日本大震災時の支援活動の経験と無縁ではないだろう。震災直後、JUNEさんは一般社団法人「LOVE FOR NIPPON」を設立。以降、毎月11日の月命日に福島県各地の仮設住宅や幼稚園などでキャンドルを灯すイベントを、1月も欠かさずに続けてきた。  地震発生後、多くのボランティアが現地支援に入っている。その一方で、被災地から遠く離れた場所でも支援はできるということをJUNEさんの活動は教えてくれる。 【社団法人LOVE FOR NIPPON】http://lovefornippon.com/ <文/マイケルやも(アースデイwithマイケル(http://withmichael.org/)代表。著書に『マイケル・ジャクソンの言葉』など)>
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