ハイラックスとともに新市場に挑むSW4 photo by Toyota Argentina
アルゼンチンのサラテ市にあるトヨタが、8億ドル(920億円)を投じて完成した新工場の3月のオープニングセレモニーには、なんとマクリ新大統領も出席。その席で新大統領は〈「トヨタがアルゼンチンの将来性を信頼して投資を続けたことに感謝している」〉という祝辞を述べた。(参照:「
iProfessional」)。
フェルナンデス前大統領の政権下でアルゼンチン経済が低迷し、外貨不足に陥った時もトヨタは輸出が好調で外貨獲得に貢献している。そのお蔭で、国は輸入規制を実施していたにも拘わらずトヨタは必要なパーツを規制の適用なく輸入できたという経緯は
以前報じた通りだ。
現在、アルゼンチンに進出している自動車メーカーはトヨタ以外に、フィアット、フォード、ジェネラルモーターズ、ホンダ、イベコ、メルセーデス・ベンツ、プジョー・シトロエン、ルノー、スカニア、フォルクスワーゲンとあり、この12社の総従業員は2万9000人、関連企業は400社で、そこでは6万5000人が雇用されているという。そして、同国の自動車産業はGDPの9%を担っているとアルゼンチン外務省の投資に関係した広報が報じている。(参照:「
INVIERTA EN ARGENTINA」)。