コスト低下で利回り好調!太陽光発電は「いまこそ」儲かる

販売されている太陽光発電ファンドの例

・エコの輪太陽光発電ファンド(運営:エコスタイル) 藤本氏が投資したのはこの1号ファンドで、広島県内の2か所で発電しているもの。買取単価は36円と32円で、利回りは3.6%。現在は5号まであり、募集を終了している。ファンドによるが4号までは1口50万円から、5号は1口10万円から。現在、6号ファンドを準備中だという ・太陽光分譲ファンド(運営:ゼック) ’13年7月に「鹿島灘1号太陽光発電所」が発電を開始。現在は7号まで稼働中。これまで年間6%程度の分配を継続している。1号案件では出資者を集めるのに苦労したというが、実際に稼働し分配を行っていくうちにさまざまなメディアに取り上げられ、今では販売期間中に完売する人気商品に

近年話題になった“ユニークファンド”

『ワインファンド』 ワインを寝かせて値上がり後に売るはずの投資ファンド「ヴァンネット」が今年3月に破綻し、現在は破産管財人の管理下にある。1人平均700万円の被害。「セレブな投資」と煽った著名人の責任問題も 『レセプト債』 米国の医療機関の診療報酬を保険会社に請求する権利を証券化するとして、主に日本人から1800億円を集めた。運営元の社長らが私的に流用していたとして昨年7月、米司法省に詐欺罪で起訴された 『ラブホファンド』 1口50万円の出資でラブホテルのオーナーになれば、年8.4%の高利回りという触れ込み。’10年に破綻した。知人を紹介すると最大5%のプレミアムという怪しい勧誘も駆使。ネットで大人気だった 『安愚楽牧場』 7万人から4200億円を集め、豊田商事事件を上回る被害を出して’11年8月に破綻。和牛オーナーになれば、牛肉と分配金が得られるはずだったが、投資先の牛が実在しないなど詐欺だったことが判明 『映画ファンド』 映画制作に個人出資する「映画ファンド 忍SHINOBI」は興行収入が伸びず、残念ながら元本割れしたが、映画ファンを虜にした。同様の商品に、アイドルやレストランのファンドなども 『林野庁「緑のオーナー制度」』 スギやヒノキなどの国有林に出資し、伐採した木材の収益を分配する計画で、林野庁が全国から500億円を集めたが、大半が元本割れ。出資者が国を訴えた裁判は説明義務違反で国の敗訴が確定した 【金森重樹氏】 実業家。東京大学卒業後、ビジネスプロデューサーとして活躍。宮古島に総工費6億円のメガソーラー発電所を建設。太陽光発電事業やホテル再建投資など幅広く事業を展開 【藤本 健氏】 ソーラーマニアライター。自ら太陽光発電に投資しているソーラーマニアのライター。’15年に「太陽光発電ファンド」を知り、50万円分出資。「家電Watch」でソーラーリポートを連載中 取材・文/マネ得「太陽光発電」取材班 図版/ミューズグラフィック
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