五輪直前のブラジル、公共サービスが機能不全に陥り、政界も大統領罷免を巡り大混乱!

警察官が副業せねばならず治安も悪化

・大学の教師も「給与は毎月5日に支払されていたのが、7日になり、そして翌月10日に変更となった。しかし、今では給与を払う資金がないと通知された」(リオデジャネイロ州立大学のファビオ・レモス講師)という状況にあり、3月からストに入っている。 ・「校舎の維持で契約された従業員には数ケ月前から給与が支給されておらず、例えば、12階建ての校舎のトイレも清掃がされておらず、学生は使えるトイレを探さねばならない状態にある」(同) ・「学校の警備員も不在になり、貧民街が近くにある為に盗難が横行している」(同) ・警察署も例外ではない。シダデマラビホサ署ではトイレットペーパーや石鹸も不足している。 ・給与の遅配が多いため、警察官ら警備関係の公務員は収入を確保する為に、公務で市街をパトロールする代わりに副業に就く者が増加した。その為今年の2月は昨年同月に比較して殺人事件が23.3%増加し、盗難も27.9%増えた。携帯電話の盗難は1年で55%の増加を見せている。
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政界も大統領罷免をめぐって大混乱
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