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コンビニ食品の高クオリティが認められつつある中、さらに栄養バランスやカロリーなど“健康”に気を使った商品も増えている。
しかし、一方で添加物などが気になる商品も少なくないのが現実。昨年はWHOがソーセージなどの加工肉について、発がん性のリスクを発表している。食品によって危険性がかなり異なるようだ。
そこでコンビニで食べていい食品・食べないほうがいい食品とはどんなものなのか。管理栄養士の中沢るみ氏に聞いた。
その1:ドーナツ
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昨今、話題によくのぼるドーナツは「脂で揚げているため、過酸化脂質が多く、体を酸化させてしまいます」とのこと。過酸化脂質はがんの発生原因のひとつと考えられている成分だ。
「しかも、ショートニングを使用していることが多く、トランス脂肪酸を大量に取ることになります。トランス脂肪酸は心臓病などのリスクを高めるとして問題になっており、欧米では規制が進んでいる成分ですね」
これは、菓子パンなどにも含まれている成分だ。
トランス脂肪酸については、日本では規制がないのも怖いところ。コンビニや外食産業の一部は、自主的にトランス脂肪酸低減の宣言をしている。
「栄養的な観点でもビタミンやタンパク質などもがほとんどありません。仕事のパフォーマンスを考えた場合にも、高カロリーでなおかつ栄養価が低い食べ物は避けたほうがいいでしょう。血糖値が上がると、それを下げるためにインスリンが分泌されますが、これによって眠くなったりイライラすることがあるからです。甘いものが欲しいなら、脳を活性させるカカオポリフェノールの入ったチョコとイライラを防ぐマグネシウムの入ったアーモンドが入ったアーモンドチョコなどに切り替えたほうがいいでしょう」
その2:ホットスナック(揚げ物類)
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レジ横で目につく揚げ物類。小腹が空いた時や、おつまみなどに重宝されているが……。
「ショートニングの問題はドーナツと同様です。しかも、アメリカンドッグはソーセージもが入っています。ハム・ソーセージ・ちくわなどの加工された肉は添加物や塩分も多くなります」
フライドポテトやポテトチップなどは、ほぼ炭水化物ということで、栄養的にもプアなんだとか。
その3:甘すぎドリンク
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こちらは多量の糖分と人工甘味料の問題。
「人工甘味料は様々な説があり、影響がよくわかっていない部分があります。ので、なるべく摂らないほうが安心です。カロリーゼロをうたったドリンクよりも、普通のドリンクを選んだ方がいいと思いますね。ただし、これはこれで角砂糖10個分も入っている問題もあるのですが」