新登場の9.7インチiPad Proは、はたして“買い”か?

iPadPro9.7_イメージ 昨年11月に登場した12.9インチの「iPad Pro」。巨大ディスプレイだけあって画面が見やすく、オプションの「Smart Keyboard」や「Apple Pencil」を使うことでノートPCや液晶タブレット感覚で利用できることで話題になった。しかし、このサイズではやはり携帯性に難がある。そこで発表されたのが、3月31日に発売された9.7インチ iPad Proである。今回はこの新iPadがはたして買いなのかを検証していく。

9.7インチiPad ProはiPad Air 2の上位モデル

 9.7インチのiPadといえば2014年発売の「iPad Air 2」がある。240×169.5×6.1mmの極薄ボディで、437gと軽量な人気タブレットだ。じつは9.7インチiPad ProはAir 2とまったく同じサイズ&重量。解像度も2048×1536ピクセルで同じだ。そのため、新色のローズゴールド以外は外見でAir 2と区別するのは難しい。  しかし、その中身は着実に進化している。たとえば、最新のA9Xチップ搭載で処理能力が向上。海外ではすでに「GeekBench3」によるベンチマーク結果も公開されており、シングルコアスコアは「3022」、マルチコアスコアは「5107」だったようだ。ちなみにAir 2はシングルコアスコアが「1812」、マルチコアスコアが「4477」で、シングルコアスコアの性能差が顕著である。  また、カメラの性能も向上。Air 2は写真が8メガピクセル、ビデオは1080pの撮影までしかできなかったのに対し、9.7インチ iPad Proは12メガピクセルの写真と4K動画の撮影が可能になっている。さらにiPhone 6sから対応した「Live Photos」でも撮影できる。  そして、容量の差も大きい。9.7インチiPad Proは32、128、256GBと容量が多めなのに対し、Air 2は16、64GBのみだ。じつはAir 2には128GBモデルもあったが、iPad Proとの差別化を図るため発売が中止されたようである。  このほか、Smart KeyboardやApple Pencilへの対応、4スピーカーの搭載など9.7インチiPad ProはiPad Air 2の完全上位モデルだ。価格もAir 2の16GBモデルが44,800円、64GBモデルが55,800円なのに対し、32GBモデルが66,800円、128GBモデルが84,800円、256GBモデルが102,800円と高めに設定されている。
iPadPro9.7_本体

iPad ProはSmart KeyboardやApple PencilによってノートPCや液晶タブレット感覚で使えるのがポイント

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9.7インチ版は 12.9インチ版よりも処理能力で劣る
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