東京都荒川区に新築した賃貸併用住宅。最寄り駅から徒歩7分の好立地に建つ。3部屋ある賃貸ワンルームは当初から満室状態が続いている
住宅ローンが賃貸併用住宅を成功に導く最大の武器になる。一番のメリットは、銀行のアパートローンよりも低い金利で融資を引ける点だという。
「私の場合、金利優遇を受けられて0,975%の超低金利。借入期間は最長の35年でした」
金利3%のアパートローンと比較してみよう。借入4000万円、期間35年の同じ前提で試算すると、住宅ローンの毎月の返済額は約11万円。かたやアパートローンのほうは約15万円。実に4万円の差に。
「超低金利の住宅ローンの恩恵を受けられれば、毎月のローン返済は大幅に抑えられます。その分、キャッシュフローが出やすいんです」
ただし、注意点も。賃貸併用住宅は「自宅部分が総面積の50%以上を占めていること」を条件に、住宅ローンが利用できる仕組みになっているそうだ。建築の際には頭に入れておくべし。
「不動産投資のさまざまな手法の中でも、賃貸併用住宅はもっともリスクの低いやり方だと思います。安全・安心を第一に考える人にはピッタリですよ」
万が一無職になってもタダで住める場所があり、毎月お小遣いも入ってくる。まさにこれこそ、“夢のマイホーム”に他ならない。
【御井屋蒼大氏】
会社員時代に賃貸併用住宅を建て、大家デビュー。37歳。1棟アパート・マンションなども所有する。合計年間家賃収入は約7200万円!
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