この一粒の貝は人類の大いなる「起点」だった!
キューブリックの名作『2001年宇宙の旅』で、原始時代にサルが武器として使った骨を投げると、それは軍事衛星へと進化した。
人類がいかに進化し、科学技術が発展しようと、結局のところ人類が使う道具は所詮「武器」にしかなり得ない……そんなアイロニーが込められた名シーンなわけだが、人類のテクノロジーの帰結は果たして本当にそれだけなのか?
投げたものが棍棒代わりの「骨」でなく、子安貝(キイロダカラ)だったなら……。
あの有名通貨も登場! 通貨の歴史を一分間で振り返る
ソニー銀行が2016年1月4日 (月)にサービスを開始する予定の11通貨対応Visaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ ウォレット)」のコンセプトムービーとして公開した動画は、人類が投げた子安貝がどのように進化したのかを見せてくれる1分間の動画だ。
http://youtu.be/E5b6WWdxdzo
この動画で、原始時代を背景にしたシーンで投じられた子安貝、学名は「Moneta」という。Monetaとは、Moneyの語源とされるように、この貝は各地で通貨として使われた、いわば「貨幣」の原点なのだ。
投じられたMoneta=子安貝は、動画の中で時空を超え、紀元前211年頃に古代ローマ帝国で流通したデナリウス銀貨やアントニニアヌス銀貨へと姿を変えていく。動画の中でさらに時代が進み西暦621年に。今度は中国・唐の時代の風景を背景に、唐代に登場して以来300年もの間流通し、日本の銅銭の模範ともなった「開元通宝」に変化し、その後は1092年にビザンツ帝国のアレクシウス一世が発行した「ヒュペルピュロン金貨」、大航海時代の「エリザベス1世6ペンス銀貨」や第一次世界大戦時にアメリカとドイツ・オーストリア間で平和条約が調印されたことを記念して作られた「ピースダラー」などに姿を変えて行くことになる。
動画内で使用されたのはすべて実際の通貨で、その数は3000枚以上にも上る。1分ほどの動画に、人類が歩んできた通貨の歴史が凝縮されているのだ。
-
-
古代ローマのデナリウス銀貨
-
-
日本の貨幣のモデルにもなった唐代の開元通宝
-
-
ビザンツ帝国のヒュペルピュロン金貨
-
-
幸せを願って「花嫁の左の靴に入れる」とされる6ペンス銀貨
-
-
平和を記念して作られた「ピースダラー」
この動画、通貨マニアや歴史好きのみならず、もう一つマニアを唸らせる要素がある。
それはこの動画の「背景」だ。日本が誇る特撮である『平成ゴジラシリーズ』や『ウルトラマンシリーズ』の特撮セットチームが総力を結集して作ったジオラマが背景になっているのである。この超リアルなセットを背景に実物のコインをストップモーション撮影し合成していったという。1分の動画に、連日早朝から深夜まで撮影しかかった日数は9日間! その職人芸にも注目したいところだ。
-
-
細部まで精巧に作られている
-
-
精鋭のスタッフが日夜全力を注ぎこむ
-
-
ジオラマのサイズ感がわかるだろう
骨が軍事衛星へと進化したように、子安貝から始まった通貨も人類とともに進化を遂げた。その帰結が「Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ ウォレット)」というわけだ。
Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ ウォレット)とは?
日本初の11通貨対応(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、 スイスフラン、香港ドル、カナダドル、南アフリカランド、スウェーデンクローナ)となるVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ウォレット)」の最大の特徴は日本円普通口座と10通貨の外貨預金口座で即時決済できるデビット機能だ。
これ一枚で200以上の国と地域でショッピングやATMからの現地通貨引き出しが可能な上、外貨普通預金口座を持っていれば、即座にその口座から引き落としされるわけだ。もし仮に外貨預金口座の残高が不足していても即座に円普通預金口座の残高から換金して引き落としできる「円からアシスト」機能も備えている。特筆すべきメリットは、現地通貨口座からの引き落としであればショッピング手数料が無料、「円からアシスト」機能を使ったとしてもソニー銀行の為替手数料のみとクレジットカード払いよりも手数料がお安く済むのである。
これならば、円高時に外貨をまとめて買っておいて外貨普通預金口座にプールしておけば、かなりお得に海外でのショッピングが可能になる。『海外に行くタイミングで運が良ければ円高で得、運が悪ければ円安で損』という事態がなくなるのである。
原始の人類が投げた骨は、結局武器に帰結したかもしれない。通貨の歴史を省みても、幾多の争いがあったかもしれない。しかし、11通貨を一枚で24時間365日即時決済する「Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ ウォレット)」は、通貨を超えて、さらにボーダーをも超越させる、テクノロジーの帰結のもう一つのカタチなのかもしれない。
※ソニー銀行ではVisa デビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ウォレット)」の登場を記念して、対象通貨を一定額以上ソニー銀行の外貨普通預金口座へ外貨送金した人を対象に最大6 万円の
現金プレゼントキャンペーン を実施している。
Sony Bank WALLETスペシャルサイト:
http://moneykit.net/sbw/
Sony Bank WALLETとは?:
http://moneykit.net/visitor/sbw/