自転車保険加入者数増加。でも加入の前にまずはコレを見直せ!

photo by わたなべ りょう / PIXTA(ピクスタ)

 またしても痛ましい自転車による死亡事故が起きてしまった。  5日、千葉県船橋市で習志野市の男子高校生が運転する自転車が船橋市在住の女性を撥ねてしまい、女性は倒れた拍子に頭を強く打ち、亡くなってしまったのだ。  自転車事故自体はここ数年横ばいながらも全交通事故中の2割近い割合を占める状態が続いている。  そんな中、注目を集めているのが自転車保険だ。  兵庫県では、10月1日から自転車利用者の保険加入の義務化がスタートしており、他の自治体もそれに続けとばかりに保険加入義務化の条例を検討し始めている。  自転車保険の中にはコンビニで入れるものからスマホから契約できるものなど手軽な商品も増えており、市場側も受け入れ体制を整えている。  しかし、わざわざ自転車保険に新たに入る必要が無い場合もある。  それは、すでに自動車保険や火災保険などに加入している場合だ。  自転車保険特約で評価が高い保険会社の自転車に関する補償を見てみよう。 【セゾン おとなの自動車保険】 自転車に関する特約としては自転車傷害特約もあるが、これは自分で怪我をした場合のもの。個人賠償責任補償は別に付帯する必要がある。年額で両方セットで3600円、コイン賠償責任特約のみで1570円。保険金の上限額は無制限。示談交渉サービス付きで、契約者だけでなく家族も含まれる。 【チューリッヒ保険】 個人賠償責任補償特約で対応。保険金額を1億円(2430円)、5000万円(2310円)、3000万円(2220円)の3つのプランから選択可能。3000万円と1億円のプランを光っくしても210円しか差がないので1億円にするのがいいだろう。自転車での自分の怪我を補償する場合は傷害特約がある。 【SBI損保】 自転車事故補償特約で対応。死亡・後遺障害時に最大1000万円の保険金が受け取れるほか、負傷時にもケガの程度によって保険金が受け取れる。個人賠償責任補償の保険金上限は1事故につき最大1億円と十分だが、示談交渉サービスが付帯していないので、弁護士費用保証特約を付ける必要がある。年額3650円  一方、自転車向け保険の商品を見ると、保険料は自動車保険に特約を付ける場合とさほど変わらないのである(au損保の『あ・う・て「ケガの保険 Bycle」』の場合、最安値のブロンズコースを選んでも年額4150円)。  これならばわざわざ自転車保険に新しく加入する必要はない。  いずれにしても、自転車を乗る人は事故を起こすこと、事故に遭うことともに他人事ではない。自転車保険加入を考えている人は、まずはご自身の自動車保険や損害保険の特約を確認してみるといいだろう。<取材・文/HBO取材班>
ハッシュタグ