10月ドル/円の「もう一波乱」シナリオとは?
2015.10.16
⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=64285
また、今年のドル/円は115-125円で最大値幅は10円であり、これも年間値幅の観点からは小幅だ。逆にいえば、年間値幅も年末までに拡大する可能性は高いだろう。ということは、今回のドルもみ合い下放れということなら、それは今月中に117円を目指し、年末までに115円割れを目指す動きの始まりとなるか、まず試されることになる。(了)
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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など
●FXマーケットスクウェア http://www.m2j.co.jp/landing/fx_market_square/
●ツイッター http://mobile.twitter.com/yoshida_hisashi
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ドル/円が14日、119円を割れてのクローズになったことで、テクニカルには長く続いたもみ合いをドルが下抜けた可能性が出てきた。ではドル安・円高は広がるだろうか。
ドル/円は10月に入ってから、14日までの段階で118.6-120.5円と最大でも約2円の値幅にとどまっていた。9月までの段階で、今年の最小値幅は4月の2.3円、平均は4.4円だから、月後半で値幅が拡大する可能性は高い。
ちなみに、2000年以降で計算した10月のドル/円平均値幅は4.7円で、月間の平均値幅では第4位<資料参照>。10月のドル/円は比較的動く傾向があるようだから、値幅が3円以上に拡大すると仮定するなら、それが目一杯円高・ドル安方向なら117円を目指す計算になる。もみ合いのドル下抜けは、そんな117円を目指す動きの始まりなのか。
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