台風被害も…“タダでは倒れない”。商魂たくましい台湾の郵便ポストと郵便局

台湾郵便ポスト01 台風18号の影響による大雨で、日本では大きな被害が出ているが、つい先日は、台湾でも台風が猛威をふるい、大きな被害が出た。あまりの強風でさまざまな被害が出たが、その1つが日本でも話題になった“曲がった郵便ポスト”だ。  台北市内にあるこの“曲がった郵便ポスト”は、先月8日、台風13号上陸時に、吹き飛ばされた看板が直撃して出来上がったもの。まるで首をかしげたような姿に、現地では「史上最萌」と評判になり、一躍人気スポットになったが、あれから1カ月、この“曲がった郵便ポスト”は今、どうなっているのだろうか。
台湾郵便ポスト02

現在でも普通に集荷されている郵便ポスト

 このポスト、ネットで話題になった直後から人が殺到。見物客が道路をふさぐ事態になり、一時は台北郵便局前への移転が決まったが、反対する声が相次ぎ、あえなく断念したという。そして1カ月経った今も、現役の郵便ポストとして、活躍している。
台湾郵便ポスト03

郵便ポスト前で配布されていたシール

 しかし、その活躍は、ポストとしての活躍だけにとどまっていなかった。ポストの周りには、依然たくさんの見物客で溢れているが、そこにはなんとキャンペーンガールの姿が! 彼女たちは、街行く人に“曲がった郵便ポスト”シールを配り、台北郵局を猛アピール。“曲がった郵便ポスト”は、台北郵局のマスコットキャラとして大活躍していた。さらに、台北郵局は今後、記念グッズも売り出す予定だというから、なんともたくましい限りだ。 ⇒【写真】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=59915  転んでも、いや倒れても、タダでは起きないというのは、まさにこのことに違いない。<文・写真/HBO編集部>