いらなくなったスマホはどうすればいい? 古いスマホの活用法

古いスマホ01 ビジネスマンにとって、もはやスマホは欠かすことのできないアイテム。取引先との付き合いもあり、頻繁に機種変更するという人も多いことだろう。しかし、買い替えたあと、処分に困るのが旧機種の本体。「何の使い道もないだろう」と、すぐに捨ててしまう人も多いだろうが、ちょっと待って欲しい。  キャリアとの契約を解除したということは、キャリアメールや通話ができないだけで、その他の機能は継続して使うことができる。さらに最近のスマホは、機能が充実しており、SIMカードがなくても、さまざまな形で再利用することができるのだ。  そこでここでは、いらなくなったスマホを、有効活用するためのさまざまな方法を紹介する。

無料通話アプリを使って家電(いえでん)として再利用する!

 当たり前のことだが、Wi-Fiさえ通っていれば「LINE」や「カカオトーク」「Skype」などのアプリを使って無料電話を利用することができる。また、一般の電話にかけたい場合は、「050 Plus」や「SMARTalk」などのIP電話アプリを入れるといいだろう。
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持ち歩いて利用するには不便だが、自宅専用の電話としてフル活用できそうだ。

「050 Plus」は月額基本料324円、「SMARTalk」は月額基本料0円に通話料金が加算されるが、通話料はキャリア料金に比べ、圧倒的に安くなる。

持ち運びに便利な携帯テレビとして再利用する!

 ワンセグ・フルセグ機能がついていれば、携帯テレビとして再利用が可能。さらに防水機能がついていれば、お風呂でテレビを楽しむこともできる。ワンセグ・フルセグ機能がついてないスマホでも、専用チューナーを購入すれば鑑賞できるアプリが、いくつか存在する。
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アプリ「TVチューナー」と専用チューナー(1万5千円前後)があれば、ワンセグ・フルセグ機能がついていなくても、テレビを観ることができる

壊れがちなリモコンの代用品として再利用する!

 とかく長く使うと、リモコンは壊れやすいもの。しかし、専用のアプリを入れれば、いらなくなったスマホがリモコンに早変わり。テレビを中心にオーデイオ機器まで、大手メーカーが無料アプリを提供しているのはもちろんのこと、別売りのプラグを買えば、電灯からエアコンまで、あらゆる家電を操作できるアプリまで存在している。
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大手メーカーのテレビリモコンアプリは、ほぼすべてストアで無料提供している。また、「L5 Remote」というアプリを入れれば、あらゆる家電を操作できるようになる※別売りのプラグ必要

お手軽な監視カメラとして再利用する!

 監視カメラは本格的なものになると多少値が張る。しかし、専用アプリを活用すれば、いらなくなったスマホも立派な監視カメラに変身する。どのアプリを入れても、操作はいたって簡単。映像だけでなく写真を撮影できるもの、音声を収録できるものなど、さまざまなものがあるが、そのほとんどが無料で提供されている。
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アプリ「Home Streamer」は、無料版は映像のみだが、有料版(240円)は音声まで拾うことができる

GPS機能を使ってカーナビとして再利用する!

 いらなくなったスマホをホルダー(安いもので1000円くらい)に取り付け、GPS機能(カーナビアプリも多数あり)を使えば、カーナビとしても利用できる。もちろんインターネットに接続する必要があるが、新たに購入したスマホのテザリング機能を使えば、特に問題はないだろう。また、車にはバッテリーもあるので、バッテリー切れの心配がないという点も嬉しい。
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「Yahoo!カーナビ」など無料とは思えないクオリティのアプリも多数存在する

自宅用音楽プレーヤーとして再利用する!

 意外に知られていないことだが、実はスマホは音楽プレーヤーとしての性能が高い。特にXperiaシリーズはWALKMANの技術を、iPhoneはiPodの技術を応用しているため、音質のクオリティーが非常に高いのだ。ドックの付いたスピーカーを購入すれば、一流のオーディオ機器として活躍してくれることだろう。
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当然、今まで通り音楽を買うこともできる

それでもいらないなら、売ってしまえ!

 ここまで、さまざまな活用方法を紹介してきたが、それでも「いらない!」という人もいるかもしれない。そういう人は、捨てるのではなく、中古ショップに売ってしまうことをオススメする。もちろん、二束三文の機種もあるが、ガラケーをはじめ、意外にも高価な値段で買い取ってくれる機種がある
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「価格.com」と「エコたん」が運営する買取サイトなら、買取査定がすぐにできる

 いらなくなったスマホやガラケーの買い取り価格を知りたい人は、価格の査定をしてくれるサイトがあるので、調べてみるのもいいだろう。ただし、怪しい店で売れば、個人情報を抜かれる可能性もあるので、くれぐれもご注意を。<文・写真・図版/HBO編集部>