大連に開通した地下鉄。綺麗なのに利用客が少ない理由は「自国技術への不信」!?
交通状況が年々悪化する中国大連で待望の地下鉄が5月22日から試営業を開始してから1か月が経過した。日本だと地下鉄開通と聞いてもそれほど驚きも新鮮味もないが、中国は、毎年のように、各地で地下鉄が開業しており、遼寧省では瀋陽に次ぐ2番目の開通となる。中国では、都市の規模や人口によって地下鉄建設が認可されるため、どこにでも地下鉄を作れるわけではない。いわば、中国の地下鉄は選ばれた大都市の証とも言える存在なのだ。
大連地鉄(大連地下鉄)は、2010年3月から建設が始まり、幾度も開通延期を繰り返しながらようやく開通へこぎつけたので、さぞかし、賑わっているかと思えば、地上を走るバスがすし詰め状態の通勤時間でも、立っている人がちらほら見かける程度と蟻の這い出る隙もないバスと比べるとガラガラと言える状態が続いている。それはなぜかをお伝えしたい。
「1年くらい事故がなかったら乗る」という地元民
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