ギリシャXデー、ユーロを決めている主役はこれだ!

吉田 恒氏

吉田 恒氏

 ギリシャがついにデフォルトになるのか、それとも回避されるか。そして、それはユーロにどのように影響するのか。  この数か月のユーロドルは、米独長期金利(10年債利回り)差との相関性がかなり高い状況が続いてきた。独長期金利は4月には0.1%割れ、ところが6月には一時1%突破するなど記録的な乱高下となったが、そんな記録的な独長期金利の動きが、ユーロドルに影響したというのはわかりやすい。  そして、そんな関係がまだ続くなら、「ギリシャでユーロはどうなる?」は、「ギリシャを受けた独長期金利でユーロはどうなる?」ということだろう。ギリシャがついにデフォルトとなり、質への逃避で独国債買い、金利低下となるならユーロも下落する可能性があるが、逆に金利上昇ならユーロ高になる可能性が高いだろう。  ギリシャ情勢を受けた瞬間的な反応はともかく、4月後半からの異常な金利下がり過ぎ修正に伴う独金利の上昇は簡単には終わらないのではないか。今年の独金利の動きは、同じく異常な金利下がり過ぎ修正に伴う2003年の日本の金利上昇に似ており、この似た動きがこの先も続くなら、今後数か月独長期金利は0.8-1%中心の推移になりそう<資料参照>。(了) ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=46900
ユーロ

<資料>

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