与沢翼がシンガポールで語った今後の事業プラン
2015.05.13
「秒速で1億円」を稼ぐ男・与沢翼氏。昨年、税金滞納問題で倒産危機にさらされていたが、その滞納していた税金はすべて完済し、現在はシンガポール一のタワーマンションに拠点を移していた。税金騒動の顛末や移住の狙い、現在の生活、そして今後のビジネスプランを直撃した!
シンガポールに移住して早3か月が経ち、すっかり現地の生活にも馴染んだかのように見える与沢翼氏。現在は、アフィリエイトや広告収入、各種出演料のほか、カジノや株でも大金を得ているというが、「情報ビジネス」というかつての本業を離れることに躊躇はなかったのだろうか。
「カジノは昔からやっていたため、すでにシステムについては理解し、体得しているので心配はしていませんでした。正直、こんなにボロい稼ぎ方はないと今でも思っています。一方、株は素人同然ですが、一流のトレーダーを目標に、毎日16時間ぐらい株の勉強をしています。自分で言うのもなんなのですが、私は一度決めた目標に対しては、人よりも数十倍貪欲に努力する人間だと思っていますから、いずれは一流になれると確信してます。だから、今後のことはそんなに心配はしていませんね」
常に自信たっぷりに見えるが、実は人一倍努力家。そんな一面を垣間見せる与沢氏だが、「本当の意味で、自分は努力家ではないのかもしれない」と続ける。
「本当は誰よりも小心者だと思います。だから、目的が達成できるまでは不安で仕方がないので、必死で努力する。ただ、その根性と集中力は人に負けないという自負がある。だから自信があるんです」
以前と比べると、憑き物が落ちたかのように晴れ晴れとしているが、今回の移住によって心境の変化などはあったのか?
「今回移住した理由に『日本人の気質ってウザいな』と日本人に嫌気がさしたからという理由もあったんです。日本人は、一度反感を持った人間について徹底的に叩く傾向がありますよね。また、目立つ人や成果を出した人の足を引っ張ろうとする。私も身に覚えのない誹謗中傷を受けることが頻繁にありすぎて、正直もう日本を離れたいな……と思ったんです。でも、移住したおかげで、今は心が穏やかな日々ですよ。あーたんの手料理を食べて、犬と遊ぶ。これが本当に一番の幸せです。しかも最近は今の自分があるのは日本の皆さんのおかげだったなと感謝できるようになりました。私に敵意を剥き出しにしてくる人たちのことを何度となくウザいとは思いましたけど、そうやって注目してもらえたからこそ、やってこれた。それは間違いないですから」
以前の「不遜」と呼ばれた態度は消え、なんとも達観した意見を続ける与沢氏だが、彼の本分といえばやはり実業家。このままシンガポールで投資家の道を歩み、実業家としての活動はやめてしまうのか?
「僕が人生をかけて本当になりたいものは、実業家です。カジノや株など投資家的な活動は、いわば今後の事業展開のための資金稼ぎにすぎません。今はまだ構想中ですが、将来的には何かビッグビジネスを起こしたいと思っているんです。特に狙っているのが不動産投資で、今は東南アジアであるシンガポールに住んでいるというメリットを生かして、マレーシアの不動産情報をマメにチェックしています。ちなみに現在の目標は、株式投資を極めて、今後2年以内に10億円貯めること。このお金を元手に、マレーシアから始める不動産投資事業などに関心があります。月々の収入や単発のプロジェクトでの収入なども投資に回し、複利で儲けられれば到達できない額ではないと思うんですよね。まぁ、楽しみにしててくださいよ」
与沢翼、完全復活――その日は目前に迫っているのかもしれない。
◆与沢翼復活の三か条
・常に自分の力を信じ続ける
・興味を持ったら徹底的に努力
・いつでも小心者であれ!
取材・文・撮影/与沢翼シンガポール取材班
― 完全復活?与沢翼シンガポール豪遊生活に密着【3】 ―
シンガポール移住は、今後の大事業への布石にすぎない
ハッシュタグ