サービス広がる配車アプリ。その便利な使い道とは?
近頃、タクシー配車アプリが人気を博している。日本交通が「日本交通配車アプリ」を’11年に始めて以降、他社が追随。タクシー会社以外でもIT企業やアメリカ発の「UBER」が’13年11月から本格的にサービスを開始。さらに最近ではLINEが「LINE TAXI」をリリースしたことによって、ますます盛り上がりを見せている。
しかし、いくら話題になっているとはいえ、いざ使うとなると二の足を踏んでしまいがち。そこで、多くのユーザーを抱える「UBER」「日本交通配車アプリ」「LINE TAXI」という3サービスを比較してみた。
まず、基本的な使い方は3つとも同じだ。クレジットカード情報などを登録し、グーグルマップ上で希望の配車地点を指定。その後、配車をリクエストすれば数分~十数分で指定位置に来てくれる。
ただ、「UBER」だけは“ハイヤー”配車サービスなので、運転手がドアの前で出迎えてくれるなど、ちょっとしたラグジュアリー体験をすることができる。運転手の愛想が悪かったり、道を全然知らないという「タクシーあるある」に出くわすこともないだろう。
また、運賃は「日本交通配車アプリ」「LINE TAXI」の場合、410円の送迎料金が加算される。他方、UBERは通常のタクシー料金よりも2割増に設定されているため、注意が必要だ。
ではこれらの配車アプリは、どのようなシーンで有効なのか。
まず挙げられるのは、郊外での使用だ。都心部、特に駅前では容易にタクシーが見つかるものの、少し郊外になると大きな通りに出なければ遭遇できない。そのようなときには必ず便利な存在になる。
ほかに、タクシー代を割り勘したい場合にも有効だ。友人とタクシーに相乗りした際などには勘定がうやむやになりがちだが、「UBER」の割り勘機能を使えば、誰かが多めに払うこともない。「LINE TAXI」でも、決済サービス「LINE PAY」を使えば自動で割り勘が可能になっている。
続いてうまい使い方になりそうのが、女性をスムーズにタクシーに乗せたいとき。実際に配車アプリを使うユーザー曰く、「女のコと路地裏のバーとかで飲んだ後、タクシーを拾うのに大通りまで歩くなんて手間が省けるので助かる」。ちなみに、銀座ではタクシー乗り場が指定されているが、「UBER」はハイヤーなのでタクシー禁止区域でも堂々と利用することができる。銀座通いをするオジサマからも重宝されているとか。
とはいえ、ユーザーが増えたこともあり、最近では時間帯や曜日によっては待ち時間が長くなる場合もあるという。その点も注意すれば、よりスマートに配車アプリを活用できるだろう。<取材・文/HBO取材班>
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