家電通が教える、いま「買うべき」コーヒーメーカーBEST3
ブルーボトルコーヒーの日本上陸により、にわかに活気づいている日本のコーヒー業界。しかし、忙しいビジネスマンにとって話題のコーヒー店に行く時間はつくれないもの。せめて自宅で美味しいコーヒーが飲みたい……。そこで、誰でも手軽に美味しいコーヒーが淹れられるおすすめコーヒーメーカーを紹介しよう。
まず最初に紹介したいのが、マルチにコーヒーが淹れられる便利な逸品。タイガー魔法瓶の「カフェバリエ ACT-B040」だ。このモデルがスゴいのが、3種類のコーヒーの淹れ方ができること。まず、普通に挽いたコーヒー豆を買ってきた場合、ペーパーフィルターを使って付属のステンレスボトルにコーヒーが淹れられる。この場合、最大4杯分が抽出できる。日常的に飲むコーヒーとしておすすめだ。しかし、このコーヒーメーカーを推したい点は、これだけでは終わらない。特筆したい点が2つある。
そのひとつが、直径60mmのレギュラーコーヒー用カフェポッドに対応していることにある。カフェポッドとは専用のフィルターの中にコーヒー豆を密閉したもの。それをセットするだけで、さまざまなフレーバーのコーヒーが抽出できるのだ。このカフェポッドは世界共通規格のため、さまざまな豆や焙煎方法のコーヒーが楽しめるようになっている。
特筆すべきもうひとつの点は、UCC上島珈琲が新たに展開するドリップポッドにも対応している点だ。このドリップポッドはカフェポッドにスチーム蒸らしの工程をプラスしたものでさらに美味しく抽出することができる。しかも、1杯2000円の「スペシャリティ」コーヒーも抽出できる。一台で3役。普段使いから特別なときのためのコーヒーまで淹れられるという。
挽き立ての味にはこだわりたいという方におすすめなのが、パナソニックの「NC-A56」だ。最大の特徴となるのが、豆を挽くミルが一体化しており、コーヒー豆を入れるだけで常に挽き立てのコーヒーが飲めること。粉の状態で売っているコーヒーと比べても、挽き立ての香りは段違いで、風味豊かなコーヒーが楽しめる。
さらに便利なのが、ミル機能でコーヒーを挽いた後、その部分をお湯が通ってコーヒーを抽出するため、ミル部分の洗浄が不要だということ。毎回キレイな状態でミルを使うことができる。ただし、注意したいのは、ミルの音が非常に大きいこと。ひとり暮らしならいいが、家族がいて、深夜や早朝などにコーヒーを飲みたい場合は若干使いづらいかもしれない。
そして最後に、コーヒーを常飲しているような方におすすめなのがラッセルホブスの「デザイアコーヒーメーカー 7460JP」。ステンレスボトルに6杯分のコーヒーを抽出することができる。ステンレスボトルは冷めにくく、煮詰まりにくいのが魅力。しかも、寝室や書斎などにステンレスボトルだけを持ち出すこともできる。何度もコーヒーを淹れるのが面倒なら、大容量のステンレスボトルタイプがおすすめだ。
技術の向上により、今や専門店の味に勝るとも劣らない味を提供してくれるコーヒーメーカー。シャキッとした朝を迎えたい人も、深夜にもう一踏ん張りしたい人も、これらのコーヒーメーカーを活用することをおすすめしたい。
【コヤマタカヒロ】
PCAV機器、デジタルガジェットから白物家電まで電気が通る製品ならなんでも対応するマルチデジタルライター。モノ雑誌、Webサイトなどをさまざまな媒体で執筆活動を展開。AllAboutのPCガイドなども務めるほか、家電Watchなどで連載も多数。
<文・図版/コヤマタカヒロ Twitter:@takh0120>
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